2021/7/15
VOL.1
コロナ禍の中、なぜオーガニック食品が売れているのか

新型コロナウィルスの感染が拡大した2020年の春以降、有機(オーガニック)食品の売上が世界各国で急増しています。米国の有機業界団体オーガニック・トレード・アソシエーション(OTA)が実施したアンケート調査によると、有機食品の購入動機で最も多かった答えは、「自分や家族の健康のため」だったそうです。ウィルスと闘うために、「まずは自分自身の免疫力をアップさせなければいけない」「少しでも身体にいいものを…」という意識が高まり、農薬・化学肥料・抗生物質・遺伝子組み換え技術・合成添加物などに頼らない、安心できる食品を求める生活者が増えているのでしょう。

新型コロナの重症患者には、肥満・糖尿病・高血圧などの基礎疾患を持つ人が多いというデータがあり、多くの専門家が、重症化する原因の一つとして、「基礎疾患による免疫力の低下」を指摘しています。経済誌「フォーブス」によれば、インターネットで食品関連の検索をする際に、「食品」「免疫系」という2つのワードをセットで入力する件数が、2020年春以降、急増しているとのこと。

有機食品の売上が特に伸びているのは、アメリカ・イギリス・フランス・インドなど、いずれも新型コロナによる死者数が特に多い国々です。感染や重症化を懸念する人々が、そのリスクを減らすため、安全な食品を求めていると考えられます。

有機食品の市場は、これまで、“一部の富裕層や健康オタクを相手としたニッチ(隙間)市場”と言われてきました。しかし、コロナ禍が長期化・深刻化している中、世界各国で、有機食品はニッチではなくメインストリーム(主流派)へと成長し始めています。今後、日本の有機市場はどのように動いていくのでしょうか?

日々、口にする食べものが、あなたと、あなたの大切な人の、身体を作り、健康を守っていきます。新しくスタートしたこのコラムでは、「食」を切り口に、皆さんの健康に役立つ情報をお届けしていきます。

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