Organic な「もの」「こと」「ひと」
  1. 国産有機
    サポーターズ
    活動事例集

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  2. 東京都千代田区

    株式会社シェルガーデン

    広報マネージャー 三浦正行さん
    【シェルガーデンとは】
    1956年、東京・自由が丘にシェル石油のガソリンスタンドがオープンしました。そして10年後の1966年、ガソリンスタンドに併設する形で、当時としては大変斬新だった輸入食品中心のスーパーマーケットをスタート。それが現在の「ザ・ガーデン自由が丘」の原型です。その後、百貨店や駅ビルにも出店し、食のライフスタイル提案型のスーパーマーケットとして成長してきました。現在は、東京都に10店、神奈川県と千葉県にそれぞれ3店、埼玉県に4店、合計20店舗を展開。食を通じておいしさや楽しさ、喜びを感じ、健康で居ようとする都市生活者のために、“安心・安全”・“旬のおいしさ”にこだわりながら、国内はもとより世界各国から食材を調達しています。

我々の成長によって、より豊かな食の世界に貢献できたら
その成長はお客様にとっての幸せ。

オーガニックへの取り組み
「ザ・ガーデン自由が丘 中村橋店(東京都)」「ザ・ガーデン自由が丘 大船店(神奈川県)」「ザ・ガーデン自由が丘 グランエミオ所沢店(埼玉県)」などの店舗では、国産有機サポーターズの社外メンバーとのタイアップにより、オーガニックに注力したコーナーを設置しています。「当社の概念上、一番ふさわしく、一番売っていきたい商品群は、国産有機の食材」と語るのは、広報マネージャーの三浦正行さん。中型(80坪程度)や小型(40坪程度)の店舗ではコーナー設置が難しいため、プロパー(定番)の売場の中で、コーナーサインやPOP等を工夫しながらオーガニックアイテムを訴求していくそうです。「オーガニックに関するスタッフ研修」、「表示管理士の資格取得」、「JGAP指導員の増員」など、ワンランク上の安心・安全を実現するため、情報共有や社員教育にも力を入れています。
食材とともに情報も届ける
「本当に美味しいもの、身体に良いものとは、どんなものなのか? いま、何を食べるべきなのか? それを提案していくのが私たちの仕事だと思っています」と三浦さんは言います。「大切なのは、食材だけでなくSDG’s視点にたった情報も届けること。美味しく食べるためのレシピ、他の食材とのマリアージュなど、具体的な情報をシズル感と共に伝えていきたい」という考えに基づき、POPだけでは伝えきれない情報をWEBサイトや冊子(『GARDEN STYLE BOOK』)などを使って発信。旬の食材や季節のお薦め商品、生産者情報、美味しい食べ方などを消費者に伝えています。試食会や試飲会など店頭でのイベントはコロナ禍で長らく中断していますが、コロナの鎮静化にともない、また様々なイベント企画がスタートするとのこと。
バイヤーでなくMD(マーチャンダイザー)を育てる
仕入れ担当者全員が“バイヤー”でなく“MD(マーチャンダイザー)”であれ、というのがシェルガーデンの方針です。マーチャンダイザーとバイヤーの違いは、商品を売り切る販売戦略まで担当するか、仕入れに力点を置くかというところにあります。シンプルに言えば、売れる商品を発掘して仕入れるのがバイヤー、仕入れた商品を売り切るために販売戦略を計画・実行し、販促やマーケティングにまで関わるのがマーチャンダイザ―。「どうすれば、その商品の魅力がお客様に伝わるのか?」を考え、実際にお客様がそれを手にとって購入し、自宅の食卓で食べる場面まで考えて商品を仕入れる人材を育てているのです。「我々の成長によって、より豊かな食の世界に貢献できたら その成長はお客様にとっての幸せ。」その繰り返しの中で、良い食材が世の中に広がっていくのだと思っています。」(三浦さん)
食の多様化に合わせた商品開発を
健康上や美容上の理由、信仰する宗教の違い、あるいは各々のライフスタイルやこだわり等によって、食生活はどんどん多様化しており、食のバリアフリー化が求められています。都市生活者の様々なニーズに対応するべく、シェルガーデンでは、「オーガニック&ナチュラル」はもちろんのこと、「ヴィーガン」、「ハラール認証」、「アニマルウェルフェア」等を視野に入れて商品開発を進めていくそうです。
いつもヘルシー、ときどきゴージャス
「健康のためにヘルシーな食材を選ぶのはとても大切なことですが、健康だけで人生が豊かになるというものでもありません。人は、知識や理屈だけでものを食べているわけではないですよね。時には、“身体に良いから”という理由から離れて、心が欲するものを食べたくなることもあります」と三浦さん。『いつもヘルシー、ときどきゴージャス』というのが、シェルガーデンのスタンスを要約する言葉なのだと言います。構えすぎず、肩に力を入れず、あくまでも食を楽しみながら、オーガニック&ナチュラルな食材を取り入れる。それがシェルガーデン流のオーガニック・ライフスタイルのようです。
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